感じて謝ること、感謝。
関西にいたころ、小さな会社を経営しておりました。
あの頃の私は、まだ社長としては若く、従業員の指揮を執るにはぜんぜん未熟でした。
10年のあいだ何回転もスタッフが入れ替わり、毎日が苦労続きで…
でも仕事は待ってくれない。
思いのほか忙しく、あれやこれや手を広げ、店舗も増やしました。
店舗の拡大は更に自分のキャパを超えていきました。
調子に乗って広げすぎました。
ある有望なスタッフが入ってきました。
その子を店長にして他店へ配置したんだけど、十分な指導もしてやれず、丸投げしたあげく、その子の心の声に気づいてやれませんでした。
そう、私が潰してしまったんです。
その子の代わりに別の人をあてがい、店長を降ろさせたんです。
その時は、実力(数字、結果)ばかり追い求め、個人のケアを十分してやらなかったと思います。
すぐ周りのせいにし、自分を正当化するアホ社長だった。
あれから10年。
彼女から一通のメールが届きました。
そこには…
突然のmail失礼します。
以前お世話になっていた***です。
たまたまネットでオーナーさんのブログとFacebookを見つけたので…
未熟な私を拾ってもらい色んな面で気にかけてくださった事に今でも感謝してる事を伝えたくてmailしました。
急に辞めた事に関しては、ただ信頼していたオーナーさんから直接指摘をしてほしかったのもありますし、
自分自身社会人として未熟すぎた面もありました。やはり努力をもっとしないといけなかったんだと反省し、申し訳ない事をしたと思ってます。本当にすみませんでした。
今は沖縄に移住されて、自給自足で生活しているのには驚きました。私も沖縄が大好きなので羨ましいです。
またいつか家族で旅行に行った際はパーラーマンタに寄らせてもらいますね。
お身体に気を付けてお仕事頑張ってください。
と、書かれていました。・°°・(>_<)・°
当時を振り返って情けなくて嬉しくて泣いてしまいましたね。
実は、私先日に勤めていた、介護事業所を辞めました。
社長には、この私とメールをくれた元スタッフとの過去と現在の物語をいつかわかってもらえる日が来ると、信じて辞めました。
感じて謝る。それが、「感謝」とゆうことを。
今はわからなくてもいい、後に気づいてくれれば幸いです。